- ――収録お疲れ様でした。まずは、収録を終えての感想をお願いします。
近藤
作品としてはとてもシンプルな物語ではあるんですけれども、
社会人として頑張っている僕たちがいて、君がいて、みたいなところもあり、あんまりないんですよね、会社の中でこういう部署で~っていう話をすることが。
そういう、「○○部にいたらこうだよね」っていう話とか、
よくあるんだけど、特に学生の方とかにはあまり触れられない世界だったりすると思うんです。
こういうのをドラマとしてやることができてとても楽しいです。
僕自身も、社会人としてサラリーマンの経験があるわけではないので、
やっていて自分が疑似体験している気分になれますね。
- ――この作品のおすすめのポイントや聴きどころを教えてください。
近藤
CD連動ということも含めまして、二つの物語のうちの一つが僕が担当する光流くんのお話なんですけどもそこで語られている「私とあなた」のお話があり、そこで関わってくる祥吾くんがいて、逆に祥吾くんの話では同じようにふたりいる中に僕(光流)がなぜか巻き込まれていくという話になり(笑)
レポ
恋愛相談をされていましたよね(笑)
近藤
みんなちょっとずつ関わりあっているところがあってこの立場ならこうなっているとか、この立場だったら彼からこういう風に言われるっていうのが「あなた」の立場が変わることによって変化して面白いと思います。そういった同じ世界観で、同じ登場人物なんだけど、視点が変わることで光流も祥吾も聞こえ方が違ったりとかキャラクター性が違って感じられたりすると思うので、そこは楽しめるところではないかなと思いますね。ぜひ比べて聞いてみていただきたいです。
- ――辛いものが好きでタバスコを持ち歩いている光流なんですが、
ご自身は辛いものはお得意ですか?
近藤
うーん……好きだけど、得意じゃないですね。
レポ
普通に辛いものが食べられるくらいですか。
近藤
激辛っていっても限度があるだろう、と。あとは状況に応じて、仕事の途中とかであまり辛いものを食べると影響がでそうなので食べないとかは気を付けますけど。だからどうしても辛いもの食べるときは夜が多いですよね。嫌いじゃないんですけど、あまり激辛とかにはいかないです。でも、たまに試してみたくなる(笑)
レポ
自分からチャレンジはしないですか?
近藤
チャレンジはしないですね。辛いものは好きですけど。タバスコはいいけど、デスソースはちょっと……みたいなそんな感じ。それは無理だろう、って(笑)
レポ
限度があるぞ、と(笑)
近藤
そう、物事には限度があるんです。
辛いというのは痛いということだよ、と。辛いのが大好きということは、口の中がドMだよ、ということをですね
ここで皆さんに覚えていただきたいと思います。
レポ
では光流くんは口の中がドMだということですね(笑)
近藤
おそらく(笑)
レポ
ところで、近藤さんは独り暮らしの経験はありますか?
近藤
はい、上京組なので。
レポ
そうなんですね。
もし、よく作ってた料理や得意な料理などあれば教えてください。
近藤
作り置きができるとか、使いまわしがきくという意味では、肉じゃがとかカレーなんかは作りやすいですよね。独り暮らしても簡単に作れる定番ですけど。あとはチャーハンとか。完全に男の料理が多いです。でも、割と炒め系より煮込み系の方が多いのかもしれないです。
レポ
では、フリートークでお話しされていた『酢飯カレー』はそんな時に見つけたんですか?
近藤
酢飯カレーは最近ハマっていて、カレーの付け合わせでサラダとかついてくるじゃないですか。あれも出来ればサウザンドレッシングとかの酸っぱい系が好きなんです。結構有名なお店で、カレーの上にそれが乗ってくるんです。サラダが。それを一緒に食べると美味しいんですよ。よくよく考えたらピクルスとからっきょうとか、カレーの付け合わせって全部酸味なんですよね。だから酸味に会うなら飯が酸っぱいのはどうだろうって酢飯で作ってみたんです。
レポ
そこにたどり着いたんですね。
近藤
たまにやって楽しんでます。
レポ
酢飯カレーって初めて聞いたのでびっくりしました。
近藤
たまにクッ○パットとか見ると出てきますよ。
レポ
今度チャレンジしてみますね。
近藤
あまり入れ過ぎないでくださいね(笑)
レポ
クッ○パットを見たりと、お料理詳しいですね。
近藤
上京してもう何年ですからね。自炊のひとつやふたつはしないといけませんね。
- ――今回のテーマが片想いなんですが、好きな人ができたら自分から告白するタイプですか?それとも待ってしまうタイプですか?
近藤
基本的にはいきますね。
レポ
なるほど。積極的に攻めるほうですか。
近藤
(作中で)光流くんも言ってますけどね、待ってて取られてもしょうがないですしね。
レポ
悔しい想いはしたくない、と。
近藤
それもありますけど、女の子って待ってないですか?
言われたくないですか?
来てほしくないですか?
レポ
ああ~そうですね。男性から来てほしいかもしれません。
近藤
ね?
だったら、言った方がいいかなって僕は思いますね。ただそのね、需要と供給がマッチしてるかは全く別の話なんですけどね(笑)
- ――くせのある光流と祥吾、一緒に出掛けるならどちらがいいですか?
もしよろしければ理由も教えてください。
近藤
一緒に出掛けるなら祥吾の方が楽しいと思いますよ。やっぱり。
レポ
やっぱり(笑)
近藤
社交的で顔も広いですし、何かわからないところがあってもすっと聞いてきてくれそうですしね。とてもアクティブで、一緒に出掛けるなら祥吾くんがいいと思いますけど、家にいてのんびり本を読んだりとか映画を観てぼーっとしてっていうんだったら光流の方が、終わった後で観た映画について語り合うことにはなると思いますね。たぶん祥吾くんは一緒にいて「わー!すげー!」とか観てる最中に盛り上がるんじゃないかな、と。
近藤
どっちも楽しそうですよね。でも「出かける」というなら祥吾くんで。
レポ
では、外なら祥吾で、家なら光流かな、という感じですね。
- ――今回のタイトルが、「つまりはLOVEということで」ですが、
ご自身の性格を一言で表すとしたら何ですか?
近藤
難しいですね、一言って(笑)でもしいていうなら「変」ですかね。
レポ
ちなみにどんなところが?
近藤
いろいろと(笑)
レポ
ここでは言えない内容ですか(笑)
近藤
言えても言えなくても、ですね(笑)いろんなところが「変わってるね」とは昔からよく言われます。人と変わってるのを好きになるとか、変わったところを求めたりするのであとは基本的に僕の周りはひねくれ者が多いですが、さほど気にはなっていないんです。でも一般的には僕は変だと思います(笑)
レポ
でもちょっと変わってる方が楽しくていいですよね。
近藤
そうなんですよね。変わり者しかいないってどういうことなんだろう僕の交友関係は……。ちょっと今頭を抱えました(笑)
レポ
ちょっと思い出しちゃいましたか。
近藤
ちょっと思い出しました(笑)変わり者がとにかくいっぱいいるんで。
レポ
「変」もいっぱい集まれば普通になりますから大丈夫ですよ。
近藤
まぁ、大体その下に「態」ってつきますけどね。
レポ
ついちゃうんですね(笑)
近藤
では近藤さんは「つまりは“変態”ということで」ですね。
レポ
ちょっと思い出しちゃいましたか。
- ――最後にこのCDを聞く方へメッセージをお願いします。
近藤
では近藤さんは「つまりは“変態”ということで」ですね。
レポ
ちょっと思い出しちゃいましたか。
近藤
恋愛ドラマとしても、社会人ドラマとしてもじっくり楽しめる内容になっていますし、光流サイド、祥吾サイドそれぞれの立場から、いろんな角度から物語を楽しんでいただけると思います。社会に出ていらっしゃる方は、こんな人がうちの部署にもいて欲しいとか、こんな会社に就職したかったとか、私の方がもっといい思いをしているとか、学生のこれから社会に出られる方なんかは、これを参考にして、こんな人がいるところで働きたいとか、私だったらこうしたい、とかね、いろいろ考えることができると思いますので、ぜひぜひ広く、深く、楽しんでいただけると嬉しいなと思います。
レポ
ありがとうございました。川端光流役の近藤隆さんでした。